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40日間で約30億人!春節帰省ラッシュは1月10日から2月18日まで

上海交通事情

中国における旧暦のお正月である春節ですが、中国全土が一年で最も盛り上がりを見せる大型連休です。

2020年の春節休暇は1月24日(金)〜30日(木)の7連休となっていますが、春運はすでに始まっています。

春運とは、旧正月の前の15日から後25日頃までの約40日にかけて、交通量が非常に多くなる現象で、春運期間は、約30億人が車や鉄道、飛行機で移動するということで毎年話題となります。

人類最大の毎年起こる人口移動だといわれる「春運」ですが、2020年は1月10日から2月18日までの計40日間とのことです。

単身出稼ぎ労働者や親元を離れて勉強をがんばる学生などが故郷に帰省してやっと家族に会え、一緒にお正月を過ごすようなイメージがある春節ですが、

最近では国内外へ旅行する人が増えるなど、連休の過ごし方は年々多様化しているようです。

上海の百貨店内にNARUTOのテーマパークがオープン!

創立100年を超える老舗百貨店「上海新世界」にて『NARUTO-ナルト-』の世界観を体感できる中国初の屋内型キャラクターテーマパークが12月20日にオープンするとのことです。

「上海新世界」は歴史がある百貨店で、上海の中でも一番人通りが多い南京西路の有名店です。

南京西路は日本でいうと東京・銀座のようなエリアです。

「上海新世界」は約9か月間におよぶ改装を行っており、12月20日に全面リニューアルオープンするというニュースに加え、『NARUTO-ナルト-』の中国初の屋内型キャラクターテーマパークが11階に同時オープンするということで大きな話題になっており多くの来場者数が予想されています。

上海の一等地の中で最も歴史のある百貨店内に日本発アニメのキャラクターテーマパークがあるというのは本当にすごいことですね。

9200㎡の空間に様々なアトラクションが準備されているとのことですので非常に楽しみです。

浦西と浦東をつなぐ「周家嘴路トンネル」が開通

上海交通事情

上海には市内を横断する黄浦江があり、長さ97kmの川で川幅の平均は400mもあります。

黄浦江は上海市の中央を流れ、黄浦江の西側が浦西エリア、東側が浦東エリアと呼ばれています。

この浦西エリアと浦東エリアをつなぐ道路や橋はいくつかありますが、それでも交通量が増え続けているので混む時間はすごい渋滞になってしまいます。

そんな現状の中、先月の10月31日、新たに「周家嘴路トンネル」が開通しました。

楊浦区の周家嘴路と浦東の東靖路をつなぐ全長4.45㎞のトンネルになっているとのことです。

「周家嘴路トンネル」の北側と南側にはすでに2本のトンネルがありましたが、今回のトンネル開通でさらに利便性が増すことが予想されています。

気になる安全性ですが、このトンネルの耐用年数は最大100年で、安全等級は最高等級のレベル1とのことです。

 

春秋航空が成田初就航、グループでシャトル便化へ

春秋航空の日本法人はすでに成田を拠点空港として運行中ですが、10月27日、中国の春秋航空が新たに成田空港第3ターミナルにおいて成田~上海線の運航を開始するということで搭乗口で就航を祝うセレモニーが開催されたとのことです。

春秋航空はこれまで、首都圏からは羽田・茨城から上海線を運航してきましたが、2015年8月の羽田~上海(浦東)に続き、首都圏の空港2つに就航する唯一のLCCとなりました。

春秋航空として成田空港は、日本で8番目の就航空港で、今回の新規就航により、日中間の国際線は22路線となり、週120往復240便へ拡大します。

また成田国際空港を拠点とする春秋航空日本との連携により、成田~上海/浦東線シャトル化構想の実現を目指しているとのことです。

上海浦東国際空港をハブとし、春秋航空の中国国内線に乗り継ぐことで、成田から中国全土への格安移動を実現することができ、利便性がさらに向上するとしています。

秋の味覚、上海蟹(大閘蟹)陽澄湖で水揚げが解禁!

市場に行って収穫された蟹が並んでいると、秋の訪れを感じるといわれるほど秋を代表する食材である上海蟹。

蘇州近くの陽澄湖で獲れた上海蟹が最も人気があり高級です。大きさは10cm程度で、10月頃の濃厚な黄色の卵が詰まったメス、11月頃にはねっとりした白子がいっぱいのオスが美味しいとされています。

多くの方が待ちわびた陽澄湖の上海蟹は、9月13日からの中秋節には間に合いませんでしたが、9月23日から水揚げが解禁となり、水揚げされた蟹はそのまま包装され全国各地に順次届けられています。10月1日から始まる国慶節には間に合いましたね。

今年の価格は、前年と同じくらいで目安は以下です。

・100~125グラムのメスと、150~175グラムのオスのセットで90元
・150グラムのメスと、200グラムのオスのセットで160元~180元
・200グラムのメスと、225グラムのオスのセットで240元~260元

5人くらいで食卓を囲むとなるとおおよそ20匹は必要なので高級食材と言えますね。

中国海南島にハローキティのテーマパーク、2024年に開園へ

写真出典元 Wikipedia

上の写真を見てバリ島やセブ島などのリゾート地かな?と思いますが写真の場所は、中国の海南島です。中国で最も美しいビーチが楽しめる「中国のハワイ」と呼ばれる観光スポットです。

海南島はハワイと同じ緯度に位置しているため気候がとてもよく、内陸部には広大な熱帯雨林が広がっているリゾート地です。

その海南島にテーマパーク、ホテル、商業店舗、ショッピングなどを一体化した総合リゾート施設「海棠湾(Haitang Bay)」が建設予定なのですが、2024年にハローキティのテーマパークも建設される予定とのことです。

中国内でハローキティの屋外施設ができるのは、実はこれで2度目です。

中国初のハローキティの屋外施設は2015年7月、浙江省にて日本以外の海外で初めてとなるハローキティーパークがオープンしています。

さらに上海の南京東路にある世茂広場に室内型テーマパーク「ハローキティ上海タイムズ(中国名:Hello Kitty上海滩时光之旅)」が、2019年3月に正式オープンしました。

キティちゃんは年々人気が上昇しており、中国人訪日客の日本に行く目的が、「キティグッズを買う」、「多摩市にあるサンリオピューロランドに行く」という人が増えており、中国内でもマクドナルドのハッピーセットのグッズに採用されるくらいの人気があるキティちゃん。

海南島にハローキティの屋外施設ができるのは5年後の予定ですが、海がきれいなリゾート地にハローキティのテーマパークができれば国内観光客だけでなく海外からの観光客も増えるかもしれません。

中国でも日本生まれのキャラクターであるキティちゃんの人気が長く続いているのは、とてもうれしいことですね。

上海浦西エリアで最も高い建造物となる370mの高層ビルが建設中!

上海、徐匯区で注目を集めている総合プロジェクトである徐家匯センター(ITC)は、2023年までの完成を目指して開発が進められています。

メインとなるビルの高さは370mもあり、完成すると北外灘の「白玉蘭広場320m」を抜いて浦西で最も高い建造物となります。

わかりやすく日本の建造物と比較すると、大阪の超高層ビル「あべのハルカス300m」や「東京タワー333m」よりも高いビルです!

徐家匯センタープロジェクトの設計会社「Lead8」HPより

徐家匯センター内に建設されるビルは、70階建て、43階建ての2つの高層ビルで、地下はなんと6フロアーが企画されており、ビルの地下部分の基礎は、すでに完了したとのことです。

この2つのビルは、商業複合ビルで、15フロアーはホテルになる予定。ショッピングや食事が楽しめるアミューズメントエリアになるのではないでしょうか。

空き地が少ない上海の中心地でこのような大きなプロジェクトがあるのは、本当にすごいことですね。

「千と千尋の神隠し」が中国で上映中!初日の興行収入は約8億4200万円!

スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」は、2001年7月20日に日本で公開され、興行収入は300億円を超え、日本歴代興行収入第1位を達成した名作です。

そして非英語圏の手描きアニメ作品で初めてアカデミー賞を獲得したことで世界的にも名作となりました。

その「千と千尋の神隠し」が、日本での公開から18年を経て、2019年6月21日から中国で初上映が始まり、初日の興行収入はなんと約5400万元(約8億4200万円)を突破したと報道されました。

さらに週末3日間で、1億9200万元(約30億7000万円)を記録したとのことです。

スタジオジブリ作品が中国本土で上映されるのは、2018年12月の『となりのトトロ』に続いて2作目となりますが、「となりのトトロ」も大ヒットしており、最終興行収入は1.73億元(約28億円)と記録されています。

「千と千尋の神隠し」は現時点の段階で「となりのトトロ」の最終興行収入をすでに上回っているので最終的にどれくらいの興行収入になるのか期待が膨らみます。

日本が誇るスタジオジブリの作品が中国でも人気なのはとてもうれしいことですね!

写真は「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルになっている九份。台湾北部の山あいにある新北市にある街で、中国の街並みの雰囲気をあわせ持つ独特の街並みが魅力。

上海の2空港を結ぶ新絡線「機場連絡線」着工開始。2024年に完成予定

6月28日、新絡線である上海浦東国際空港と上海虹橋国際空港の両空港間を結ぶ「機場連絡線」が着工しました。線路の全長は68.6キロメートルで、うち約83%が地下になるようです。

完成する予定は、2024年で開通すると両空港間のアクセスが40分以内になるらしくとても便利になります。

いったいどれくらい便利になるのか?

現在でも2号線で上海浦東国際空港と上海虹橋国際空港は移動ができますが、どれくらいの違いがあるのでしょうか?

両空港間のアクセス手段は、バス、地下鉄、地下鉄+リニア、タクシーがありますので比較をしてみました。

バス:おおよそ1時間20分くらいですが、渋滞になるとかなりの時間がかかります。

地下鉄2号線:おおよそ1時間40分くらいですが、地下鉄2号線の混雑度は激しく座れないという覚悟が必要です。

地下鉄+リニア:おおよそ1時間20分くらいです。浦東空港と竜陽路駅まではリニアなので良いのですが、竜陽路駅と虹橋駅間は約45分くらいかかります。

タクシー:道路の混雑事情によりますが、1時間~1時間半くらいです。荷物が多くても平気で一番楽ではあります。

上記のアクセス手段と比較すると機場連絡線が40分なのはうれしいですが、問題は座れるかどうかという点です。こればかりは完成しないとわかりませんね。

停車駅は9駅が予定されておりその中にはディズニーリゾート駅も含まれるので旅行者にとってはとても利用しやすい路線になるかもしれません。

外資系企業による中国初の店舗開店が続々と!次はあのコストコ

コストコ上海

昨年は、外資系企業による店舗開店がかなりありましたが、その中でも上海にて中国初の開店だった企業数は280社あったとのことです。アメリカ、日本、フランス、イギリス、イタリアなどの企業が多いらしく、今後も増加傾向にあるようです。

そして2年前から進出のうわさがあったコストコ(COSTCO)ですが、まもなく上海の閔行区に中国初の店舗をオープンする予定とのことです。

現在の状況ですが、工事はほとんど完了しており引渡しの段階に入っているらしく、予想では8月末までには正式オープンすると話題になっています。

コストコといえばメンバーシップ制

コストコは、会員カードがないと入場ができないのですが、中国でもこの方式が採用されるらしく会員カードは299元となるようです。

日本では、ゴールドスターメンバーの年会費が4,400円 (税抜)なのでほぼ同じ価格ですね。日本のコストコのカードは全世界で使えるという表記がありますが、上海のコストコでも使えるといいですね。

コストコ特有の商品は上海でも買えるか?

コストコの魅力は普通では買えないものがたくさんあることですね。

たとえば超巨大な10人以上でも食べれる巨大なケーキなどはかなりインパクトがあるので、誕生日などの記念日にもぴったりですし市場にも受け入れられると思います。

他国のコストコの例を見ると、品ぞろえはそこまで大差がないのでおそらく日本のコストコと同じような品物が上海のコストコでも買えるようになるのではないでしょうか?

日本でもコストコファンは多いですが、上海でも多くのファンができることでしょう!