日本では、キャッチフレーズ“お、ねだん以上”で知られているニトリですが、上海にも3店舗あります。
2015年にオープンした上海1号店(中山公園店)、2016年の上海2号店(七宝万科店)までは、それほど知名度があるとはいえなかったニトリですが、徐家匯の3号店ニトリは、かなりの人気店になっているようです。
7月16日 上海は記録的な暑さだったのですが、徐家匯の3号店ニトリでは、入店行列ができるほど盛況で、当日の売上は110万元を突破し、世界中にあるニトリ400店舗の中でも1日の売上最高記録だったようです。
かなりの話題になったので後日、新聞記者が徐家匯の3号店ニトリに取材に行き、ある店員にインタビューしたところ「忙しすぎて泣き出したレジ担当の子が何人かいた」と答えたようです。
涙が出るくらい忙しかったのでしょう。ではなぜいきなり人気が出たのでしょうか?
人気が出た理由は?
そこまで知名度があったとはいえないニトリですが、記者が何名かの一般客にインタビューを行ったところおおよそ半分が微信を見て来店したと答えたとのことです。
きっかけは微信の人気公式アカウントがニトリについて記事を発信したところかなりの人に拡散されたというのが理由のようです。
記事の内容は、「ニトリ」と「無印・IKEA」を比較したコラムでニトリはIKEAとタイプは違うけどスタイリッシュ、しかも価格は無印より安い…という内容。
7月11日に微信公式アカウントに記事が発信されてからだんだん客が増えてきて16日がピークとなったようです。
ニトリで一番売れている商品は?
上海ニトリの店員いわく現在ニトリで最も人気のある商品は「接触冷感」素材のシリーズとのことです。
日本でもテレビなどでニトリの「Nクール 寝具」が話題になっていて夏場などの暑い時期でも布団がひんやり冷たく感じるという優れものです。
実際に表面温度変化の実験によると、普通のパイル生地に比べて、表面温度は約0.5度くらいから1.5度くらい低くなっています。これだけ温度が低くなるとかなりの冷たさを感じると思います。
上海はとても暑いのでこのような商品は今後も人気が出るでしょう。そして実際に商品を買った客は、やはりSNSにアップをするのでまだまだニトリの話題は続きそうですね。