6月27日、中国の配車サービスの大手である「滴滴出行」が、上海市嘉定区にて一般向けの自動運転サービス、ロボタクシーのテスト乗車を開始しました。
今はまだテスト走行の段階ですが、滴滴出行のアプリから会員申請をして、審査を通過すれば、自動運転公道試験の指定エリア内でロボタクシーのテスト乗車ができるとのことです。
ただし今のところ、上海市嘉定区の自動運転公道試験指定エリア内のみと限定されているため、乗車地点と降車地点は指定エリア内である必要があります。
「滴滴出行」の創業者兼CEOの程維氏は、自動運転の技術、ビジネスモデル、法整備のためには、少なくともあと10年かかると見ているが、それでもこの分野で投資を続けるという決意は変わらない。という内容のコメントをしています。
「滴滴出行」は北京、上海、蘇州、カリフォルニア州での公道試験のライセンスを取得しており、このような新しい試みは全世界でもお手本になる重要なチャレンジかもしれませんね。
今年5月にソフトバンク・ビジョン・ファンドから5億ドル(約500億円)超の資金調達をするなど話題性が高い「滴滴出行」は今後も注目の企業ですね。