イギリスのファイナンシャル・タイムズ(FT)が毎年発表している「グローバルMBAランキング」で、上海の中欧国際工商学院、通称シーブス(CEIBS)が急速に順位を上げたことが話題になっています。
シーブスは、1994年に設立されたビジネススクールで毎年200人近くが卒業している評判の高いスクールで、所在地はインターナショナルスクールや外資系の巨大企業が多い浦東の金橋エリアにあります。欧米人や富裕層が多く住んでいる落ち着きのある良い街です。
さて気になるランキングですが、2016年のランキングではシーブスは世界17位でしたが、今年3月に発表された最新のMBAランキングでは、欧米の著名な大学院を押さえて5位、アジアではトップとなっています。
ランキング:http://rankings.ft.com/businessschoolrankings/global-mba-ranking-2019
100位の中には、中国のビジネススクールが6校もランキングされています!(日本は1校も入っていません・・・)
ランキングの基準は以下のとおりです。
同ランキングはFTが毎年発表しているMBAが取得できる世界のビジネススクールのランキングで、2019年度はFTの選考基準を満たす150校を調査対象としています。
調査項目は、スクールから提供されたデータとともに、スクール修了後3年経つ修了生約8000人からの回答を基に、キャリアや平均年収、MBA取得前と比較した給与の上昇率、現在の給与と授業料など諸費用を比較した費用対効果、更に、学生の国籍や女性比率など20項目でランキングしたものです。引用元:毎日エヂュケーションより一部抜粋
シーブス卒業生の給与平均はなんと約2000万円(17.4万ドル)です!給与上昇率は183%と上位20校の中でも最高の上昇率でした。
講義は中国語ではなく英語で行われているので日本人の方でも英語を話せる方であれば問題なくカリキュラムを受けることができるので非常に魅力的です。
世界でもITの最新技術の事例がダントツに多いのはいまや中国ですし、学費も他国のビジネススクールと比べても半額らしいので「MBAを取得するなら中国に留学」というのがあたりまえになるかもしれませんね。