ゴミの分別がものすごく大変な日本から上海に住むとゴミの分別がとても楽になったと思った方も多かったことでしょう。
しかし最近では、ゴミの分別が強化され始めており、分別を守らなければ罰金が科せられるようになるとのことです。
ハイテク技術が飛躍的に進んでいることで世界的にも注目されている中国ですが、ゴミ分別にもハイテク技術が用いられるとのことです。
ハイテク技術には、生活ゴミの分別処理のリアルタイムデータの表示、生活ゴミにおける全プロセスにわたる追跡、ゴミ品質のオンライン識別という3つの機能が導入されるようです。
まず清掃車、ゴミ中継センターにカメラを取り付け、マンション内のゴミを清掃車に乗せ、清掃車がこれをゴミ中継センターのコンテナに入れる。コンテナに入れる様子が記録され、AI技術によりゴミを識別する9枚の写真を選び、評価結果を記録するらしく、現在の識別の正解率は60%くらいとのことです。
ゴミの識別は顔認証よりも難しく湿ったゴミに混入しているペットボトルや厚いずた袋などが見えにくいという問題があるようですが、識別のレベルは訓練を重ねることで上げることができるようです。
清掃車に取り付けられているチップからは、カーナンバー、所属区などを読み取れ、車内にもGPSと重さ測定システムが搭載されるので、どの車がいつどのマンションに入り、どれほど多くのゴミを収集したかが分かるのでうかつにゴミの分別間違いをしないようにしないといけませんね。
罰金は、企業に対して5000元~5万元、個人に対して50元~200元が科せられるようなので気をつけたいですね。