中国のEC業界を代表する企業のひとつ「京東商城」は、上海蟹の産地、陽澄湖の漁解禁に伴い、史上初の自社ドローンによる上海蟹の配送を2018年9月から開始しました。
上海蟹は、陽澄湖産のものが最もおいしいとされており最高級品として扱われますが、京東が取り扱うのは、まさに陽澄湖産です。
陽澄湖から京東の配送ステーションまでの配送にドローンが利用されており、3分で湖から配送ステーションに到着するとのことです。
しかも中国全土190都市で当日中の配達を行っており、注文から最短4時間以内で配達が可能とのこと。
上海蟹は、店先でも生きているものを販売していますが、おそらく「京東商城」で注文したほうがより新鮮な状態で安く購入ができると思います。
そうなると上海でよく見かける上海蟹専門店に大きなダメージが押し寄せるのではないでしょうか?
編集後記
よく上海蟹の話題になると「上海蟹と言っても産地は上海ではなくて蘇州なんだよね」という話しを聞くことがありますが、実は上海蟹と呼んでいるのは日本人だけで正式には、「大閘蟹(ダージャーシエ)」です。10月はたくさんの卵があるメス蟹、11月は白子があるオス蟹が格別ですね。