日本でシリーズ115万部を突破した人気のビジネス書籍『伝え方が9割(著者:佐々木圭一)』の中国語翻訳版がなんと発売直後から半年間で40万部を突破したと話題になっています。
そこで中国で人気のネット書店「当当網」で確認したところ
なんとビジネス書ジャンルの成功というカテゴリーで販売量1位でトップに表示されました。
題名の前には、世界の有名企業の社員指定トレーニング教材と記載されていますね。この書籍が売れている秘密は、読んだらすぐに使えるからというのが理由のようです。本書に出てくる具体例では、日本のCMやマンガの名言があるのですが、中国語版でもアレンジされることなくそのまま訳されているそうです。
現在の20代の方々は、小さい頃から日本のマンガやドラマに慣れ親しんできた背景があるのですんなり受け入れられたのかもしれません。
5年前の中国では、知識に対してお金を払うという文化は一般的ではありませんでしたが、著作権など厳しくなって自然に知識に対してお金を支払う文化が一般的になってきたと感じます。
特に今の若い人達は、新しい知識を学ぶために積極的にお金を使うようになっているようです。
中国内でビジネスを行う日本企業に対して大きな朗報かもしれない
10年前、中国で「モノを販売する時にコンセプトなどは通用しない」だれも見向きもしないので「いかに有名なブランドであるかが重要」とよく言われていましたが「モノの時代」から「ココロの時代」に突入してきたのだと思います。この現象は、SNSの発展なども関係しているのかもしれません。
ほんとうに心に響くものは第三者に伝えたいという気持ちは日本、中国とも同じです。
『伝え方が9割』は、良いと思った人の口コミで広まり、ベストとセラーにつながっているのだと思います。
日本のミュニケーションを題材とした書籍が中国で大人気なのは、中国内でビジネスを行う日本企業の方々にも大きな朗報かもしれません。日本の市場と中国の市場において「物事の捉え方や感受性」に大きな差がほとんどなくなっているひとつの証明になり得ると思います。
今まで中国では無理だと思われていた日本のサービスも少し変更すればうまく馴染むかもしれませんね。