現地メディアの新民網によると、1873年以来の145年における最高気温の摂氏40.9度を4分間観測したとのこと。
同時に、同日の電力消費は過去最高を記録。3185万6000キロワットにまで上昇し、市外から1518万2000キロワットの供給を受け、需要を満たしたとのこと。
上海市では7月から最高気温が30度を超える日が続いており、16日には電動バイクに乗っていて自動車と衝突して転倒した女性が、路面に接触していた顔や手足にやけどを負ったと報じられましたがやけど以外の負傷はなかったようです。
それほどアスファルトが熱くなっていたのでしょう。どうやら上海の場合、真夏のアスファルトは70度くらいになるようです。
それ以外にも屋外に放置されていた鉄板の上をはだしで歩いた子どもが足の裏をやけどするなどの事故が発生しているようです。
確かに、真夏の車のボディや公園のすべり台などは大人が触っても熱いと感じますが、どれほど高温になっているのでしょうか?
やけどをする可能性がある危険な温度
調べてみると、日本でのデータですが、真夏の直射日光で熱せられた遊具やアスファルト等がどれくらいの温度になっているか計測値が見つかりましたので一部をご紹介します。
・すべり台……55度~60度
・鉄棒……56度
・ブランコ……60度
・公園のベンチ……62度
・道路のマンホールの蓋……64度
・道路のアスファルト……約60度
・コンクリート……約54度
・黒い車のボディ……60度~80度
・車のダッシュボード……78度
上海の場合、上記数値より熱くなっていると思います。プラス5度から10度は高いと考えていたほうが良いと思います。
60度はどれくらい熱いかというとお湯の場合、3秒で重症のやけどになります。
前述の計測値は、『やけどをする可能性がある危険な温度に達している』と考えた方がよさそうです。
また、子どもの場合、皮膚が大人の皮膚に比べ、きわめて薄いため、より低い温度で、より早く、より深いやけどになりやすいそうです。
大人はともかく子供の場合、転んだはずみに高温になっている部分に接触してしまい、素早く立ち上がれず、重症のやけどにつながる場合もあるようですので
なるべく肌が露出しないような服を着用しておいたほうが良いと思います。
上海の夏は、外を歩くと息ができないサウナのような感じですので熱中症には気をつけないといけませんが、やけどにもお気を付けください。