香港系大手不動産仲介業者の中原地産は、賃料下落に関する情報を公開致しました。
上海だけでなく北京、広州、深圳を含む四大都市にて賃料が下落傾向にあるとのことです。
上海では、上昇し続けていた賃料が2017年の1月より賃料が下落し始めたとのことで、賃料が下落したのは、実に90ケ月ぶりということです。
下落も始まったばかりですので今後どれくらい下がっていくのかはわかりませんが、現在のところ家賃は5%~10%下落しており特に高級物件は下落の幅が大きいようです。
下落の原因はいくつかあるといわれていますが、一番の原因は不動産の販売価格を抑えるために不動産規制が強化されたことです。
この規制の影響により、所有物件を売却するのではなく、賃貸に出すオーナーさんが増え、供給が増えたことなどが原因のようです。
ここ数年、特に賃料の上昇率が高く、契約更新時に10~20%の値上げを要求するオーナーさんも少なくなかったのですが、
今後、強気だったオーナーさんが、どう変わっていくのか興味深いところでもあります。
中国での賃貸は個人オーナーとの契約で部屋を借りるのが一般的なのですが、家賃を決めるのはオーナーさんですので、上海に住む外国人が減ってきているというイメージと最近賃料が下落しているというイメージが重なれば値下げ交渉もしやすくなります。
現在、契約更新の時期だという方、住み替えをご検討されている方、値下げ交渉のチャンスですね!
最近、弊社でも、物件情報が大量に入ってきておりますので、新規でご赴任される方や、住替えをご検討されておられる方は、早目にお声掛けください!