
孫悟空の如意棒のようだと言われる長灘観光タワー
✅宝山ウォーキング
おすすめのルートは、歴史と未来が交差する浜江エリアを歩く。特にこの季節は、川沿いの風が心地よく、歩くだけで五感がリフレッシュされるような感覚になります。
そして、ひときわ目を引くのが、まさに宝山区の未来を象徴する存在「長灘観光タワー」。その堂々とした姿に、ただただ圧倒されるでしょう。
上海には日本では見られないデザインの建築物が多いのですが「長灘観光タワー」もそのなかのひとつ。
✅如意棒のようなタワー:長灘観光タワー
高さ180メートル、円筒状の外観は、まるで孫悟空の「如意棒(金箍棒)」といわれています。ガラス張りのデザインがとても印象的で、写真に収めたくなるビジュアルです。
このタワーは、地下3階・地上19階構造で、展望台からは360°のパノラマを楽しめる贅沢仕様。黄浦江と長江の合流地点を見下ろす眺めは、まさに「上海のスカイフロント」といった風格があります。
✅見どころ満載!タワー内部の魅力
中に入って驚くのは、その多機能性。観光だけでなく、オフィス、文化、レジャー、さらには高所ブランコや空中ウェディングまで可能というのだから、まさに“使えるランドマーク”。
中でも目玉は「一尺花園」と呼ばれる空中庭園。地上からは想像もつかないような静寂と緑に包まれた空間で、まるで都市の喧騒を忘れさせてくれます。
✅自然と人が調和する浜江の遊歩道
タワーを起点に歩き始めると、目の前に広がるのは広大な川面と、風に揺れる木々の風景。特にブルーグレーのデザインが美しい「健脚遊歩道」は、その景観美と快適さで、つい歩くスピードを緩めてしまうほど。
遠くには山並みが霞み、空と川と緑が調和する風景は、どこか水墨画を思わせる静けさと美しさがあります。
✅零点広場と地域の温もり
途中立ち寄った「零点広場」は、地元の人々が午後のひとときを楽しむ場所。子どもたちが笑いながら走り回り、大人たちはベンチで談笑している光景は、観光地というより“生活の中の風景”そのもの。
周囲の建物には呉淞口の歴史が刻まれており、ただ歩くだけでも地域の記憶が感じられる場所。
✅呉淞口灯台で歴史に触れる
旅の終点は「呉淞口灯台」。その起源は1928年に遡り、今でも現役の航行標識として活躍しています。高さ20.1メートルの灯台は、海の守り神のような存在感。
灯台の周囲には、昔ながらの煉瓦造りの建物も残っていて、どこか懐かしい雰囲気が漂います。ここは写真映えスポットとしても有名です。
到着後の呉淞口灯台は海の風を感じながら、ゆったり過ごすにはぴったりの場所です。
まとめ:都市の鼓動と自然が交差する、宝山・長灘の魅力
長灘観光タワーは観光地としては比較的落ち着ける場所だと思います。何度でも訪れたくなるスポットです。
もし上海を訪れる機会があるなら、宝山・浜江エリアのウォーキング旅をぜひおすすめします。立ち止まって景観を楽しむ時間を含めれば 1時間弱~1時間15分程度を予定するとゆったりと観光を満喫できます。きっと、都市部の上海とは違う一面が見れる特別な時間を過ごせますよ。