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ドイツ生まれのディスカウントスーパー「アルディ(ALDI)」が、中国・上海で初めて店舗をオープンしてから、早くも6年が経ちました。
最初の出店は2019年。それからコツコツと中国市場での実績を積み重ねてきたアルディが、2025年4月、ついに上海以外の都市にも進出!
今回新たにオープンしたのは、江蘇省の蘇州と無錫です。
上海で成功した理由とは?
アルディが中国で人気を集めている理由のひとつは、「現地の生活に合ったお店づくり」。
たとえば、忙しい共働き世帯のために、調理済み食品や、簡単に料理できるセット商品をたくさん揃えています。
「今日は料理する時間がないな…」なんてときでも、サクッと用意できる便利な食材が並んでいるんです。
しかも、店頭に並ぶ商品の8割以上が中国国内から調達されたもの。
だから新鮮で品質も高く、それでいて価格はしっかりリーズナブル。
“安くて安心”を実現しているのがアルディの魅力なんですね。
なぜ蘇州と無錫?
今回の新店舗は、どちらも上海から電車で1時間圏内の都市。
経済も発展していて、住民の購買力も高い地域です。
「都市型の便利で高品質なスーパーがほしい!」というニーズが強い場所なので、アルディのようなお店がぴったり合うんです。
そしてこれから、上海周辺だけでなく中国各地へと広がっていく可能性も。
各地域の食文化やライフスタイルに合わせた商品展開ができれば、さらなる支持が集まるはずです。
デジタルでも便利!オムニチャネル戦略がすごい
アルディはリアル店舗だけでなく、オンラインでもどんどん便利になっています。
中国では定番の「WeChatミニプログラム」や配達アプリを通じて、自宅にいながら買い物ができるんです。
たとえば、スマホで注文すれば最短30分で商品が届くなんてことも。
「ちょっと牛乳が足りない」「明日の朝ごはん、パンがほしい」そんなときにも大活躍。
オンラインとオフラインを組み合わせた“オムニチャネル”戦略が、今の消費者の心をしっかりつかんでいます。
課題もあるけど、これからが楽しみ!
もちろん、順風満帆とはいきません。
中国は競合も多く強烈な競争があります。
さらに、中国は広い国。
地域によっては味の好みも違うし、求められる商品やサービスも違ってきます。
そこをどう対応していくかが、これからのカギになるでしょう。
とはいえ、アルディは「地元に寄り添った運営」と「手頃で品質の良い商品」のバランスがとても上手いブランド。
これからもっと身近な存在になっていくかもしれませんね。
まとめ:私たちの生活にももっと近くなるかも?
日本ではまだそこまで知られていない「アルディ」ですが、中国ではすでにしっかりとしたブランドを築いてきています。
買いやすい価格、使いやすい商品、そして便利なデジタル対応。
忙しい現代の生活にフィットする仕組みが整っているからこそ、多くの人に支持されているのでしょう。今後も、アルディの中国での展開は注目しておきたいところ。
もしかしたら、次は日本進出なんてこともあるかも…?