トヨタ自動車(以下、トヨタ)が、中国・上海市とカーボンニュートラルに関する包括提携を結びました!さらに、上海市南西部の金山区に、バッテリーEV(BEV)と電池の開発・生産を行う新会社を設立することも決定。このニュース、トヨタのさらなる本気が感じられます。
中国の取り組みとしては「2060年カーボンニュートラル」を目標に掲げていますが、その中心的な役割を担うのが上海市。トヨタは、水素エネルギーの活用や電池リサイクル、自動運転技術の開発を進めていくことで、「2060年カーボンニュートラル」達成に貢献するということを目指しています。
特に、新エネルギー車の需要が急速に拡大している中国市場では、いかに現地のニーズに合った車を素早く提供できるかがカギ。そこで、新会社の設立という決断に至ったわけです。
レクサスの新BEV、2027年に誕生!
新会社では、レクサスブランドのBEVを新しく開発し、2027年以降に生産を開始予定。年間10万台の生産を目指し、立ち上げ時点で1,000人の新規雇用も計画されています。
BEV(Battery Electric Vehicle)とは、バッテリー(蓄電池)を動力源とする電気自動車のことです。ガソリンエンジンを搭載せず、充電した電力を使ってモーターを駆動させるため、走行中のCO2排出がゼロというのが大きな特徴です。環境負荷の少ない次世代のモビリティとして、世界中で注目が集まっています。
これまでトヨタは、中国第一汽車集団や広州汽車集団といったパートナー企業と協力しながら、中国市場での成長を続けてきました。今回の独資新会社設立は、その一歩先を行く大胆な戦略といえそうです。
まとめ
トヨタは「町いちばんの企業」を目指しており、今回の新会社設立はその大きな一歩。今後は中国市場において、より環境負荷の少ない車を提供することで、持続可能な社会の実現を目指していくとのこと。
また、トヨタの「幸せの量産」という理念のもと、より多くの人に便利で環境にやさしいクルマを届けるために、パートナー企業とも力を合わせていくようです。
これからのトヨタの動向に、ますます注目が集まりそうですね!
このニュースにより、上海市への日系企業の進出も一層活発になる可能性があります。環境技術やモビリティ分野での協力が進むことで、日本企業にとっても新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれません!