中国・江蘇省太倉(たいそう)市にある「太倉アルプスリゾート」は、上海から車で約1時間というアクセス抜群の場所にある大型複合リゾートです。
これまで、中国でスキーを楽しむならハルビンなどの東北地方が主流でしたが、この太倉のリゾートなら、わざわざ遠くまで行かずに気軽に“雪”を体験できるのが嬉しいポイントです。
すでに100万人以上が訪れた「スノーワールド」
2023年11月にオープンしたのが、屋内スキー施設「太倉アルプススノーワールド」。
全長280mのスロープを中心に、5つのコースと最大16度の傾斜が用意されており、初心者から経験者まで誰でも楽しめます。
道具のレンタルやレッスン、飲食店やショッピングエリアも併設されていて、すでに100万人以上が訪れた人気スポットとなっています。
氷の迷路に雪のメリーゴーランド…夢のようなテーマパーク
スキーだけでなく、氷彫刻で作られた迷路や、雪景色の中を回るメリーゴーランドなど、まるでファンタジーの世界に入り込んだような空間もあります。
これほどの規模や演出を都市近郊で実現できるのは、やはり中国ならではのスケール感と言えるでしょう。
2025年に第2フェーズの工事がスタート!
2025年6月6日には、さらに大規模な拡張計画(第2フェーズ)が正式に着工されました。
総投資額はなんと日本円換算で約1,000億円、完成予定は2029年です。
完成後には延べ床面積30万㎡を誇る巨大施設となり、世界最大級の屋内ゲレンデが誕生する予定です。
世界一長い室内スロープが登場予定!
注目なのは、全長650m・高低差100mという世界最長の屋内スロープ。
現在の世界記録(ドイツ・全長640m)を超える規模で、プロのトレーニングにも対応可能な本格仕様になる見込みです。
都市部にいながら、四季を問わず本格的なスノースポーツが楽しめる──そんな未来がすぐそこまで来ています。
完成後はスキー以外も楽しめる!予定されている施設
2029年の完成時には、以下のような多彩な施設が揃う予定です
- 高級ホテル・テーマ型ホテル
- 温泉・スパ施設
- 屋内ウォーターパーク
- 巨大水族館
- 地上型テーマパーク
心配なのは工事中でもスキーは楽しめるのか?
「完成はまだ先…それまで楽しめないの?」と思った方、ご安心ください!
現在も「太倉アルプススノーワールド」で以下のようなスキー体験ができます:
初心者やベテランでも楽しめるように以下の設備が整っています:
- 屋内スロープ(全長280m
- 初心者向けレッスン・用具レンタル完備
- 5本のコースと最大16度の傾斜
- 飲食店・商業エリアも併設
夏の避暑にもぴったりで、雪を見たことのない子どもたちにも大人気。 都市にいながら“初めての雪”を体験できる貴重な場所となっています。
アクセス情報(2025年現在)
所在地:江苏省太仓市城厢镇南郊东仓新路7号1幢1层
アクセス:上海市内から約1時間
【アクセス方法】
🚗 車の場合:G15(瀋海高速道路)経由で約60分
🚄 高速鉄道の場合:
上海虹橋駅 → 太倉南駅(高鉄で約25分)
→ 太倉南駅からタクシーまたは配車アプリで約15分
🚌 宿泊者向け送迎バス(一部ホテルで提供・要事前予約)
最後に──“未来のゲレンデ”を先取り体験しよう
気候変動や雪不足が現実味を増す今、都市で雪に触れられる施設の価値はますます高まっています。
太倉アルプスリゾートは、まさにその未来を先取りしたプロジェクト。
今すぐにスキーや雪遊びを楽しむこともできますし、2029年のフルオープンに向けての進化を見守るのも楽しみのひとつです。
上海からわずか1時間。世界最大級のスノーリゾートを、ぜひあなたも体験してみてください!